男性保育士のご挨拶

男性保育士…

 

このワードを耳にして、一体どれだけの人がプラスの印象を受け取ってくれるだろうか。

 

この日本で、しかも自民党政権下で。

 

日本の賃金形態は右肩下がり。しかし、安倍前首相のおかげで株式だけは大きく値上がりし、お金持ちは増えている。

 

竹中平蔵が今回もやらかした、オリンピック中抜き事件。ボランティアをこき使い、そのうちの数十万を中抜き。計、数億を上回ったのは言うまでもない。

 

一方、保育士の賃金はよくて20万。まぁ16万あればいいほうだろう。

 

やりがい搾取?奴隷労働?いいや違う。これらは日本政府、今の自民党が犯した最大の禁忌である。

 

しかし、ネトウヨさんや、老人さんは自分たちの時代さえ年金を貰い、老後を全う出来ればよく、自分たちの下の世代が家庭を持ち、円満にやってるのを気に食わないと思っているのだろう。

 

そりゃ、アタイだってそうだ。年下が美人とパコパコやっさって、子どもをもうけ、幸せに暮らしてるのを見ると、「どうせ、あと数年で努力してこなかったツケが来るぞ?子どもを無計画に産んだが為に苦労するぞ!?」と思ってしまう。

 

これは保育士だとしても思ってしまう感情である。当たり前だ。アタイも人間だもの。

 

バブルを抜け、就職氷河期からのデフレ。日本はここ20数年経済成長をしてきてはいない。

100円均一なんて店が未だに点在し、今や車用品まで取り扱い、キャンプグッズも300円や500円で買えてしまう。

それだけ庶民の給与水準は下落しているのだ。しかし、テレビ等のマスメディアは真実を放映しない。

当たり前だ。スポンサーが金を出し、スポンサーの都合のいいことしか放映しないのがテレビなのだから。

 

給与が下がれば子どもを作る余裕もなく、猿のようにデキ婚か、1部の人生の成功者しか子どもを作らなくなる。保育園で仕事をしていれば少子化も目に見えて分かるのです。

 

目の前の現実はあまりにも猶予をくれないものなのです。

ここで、男性保育士に問いたい。

 

君たちは、ただ子どもが好き。この理由だけで、手取り16から20万円で雇用され、昇給するもしないも代表の気分次第と言う環境の中に身を置き、自民党が作ったやりがい搾取と言う奴隷制度の中で今後20年、40年と仕事をしていくのか?

 

20代のうちに気が付かないことは、だいたい30代初頭で見えてくる。しかし、転換期に気がつくか、初めから気がついていて、転換期に向けて準備をしているかいないかでは大きく違うのだという事を、どうか理解して欲しいのです。

 

これを持って初めの挨拶と変えさせてください。

僕個人としては妊娠は親のエゴだと思っています。なぜなら、子どもは人生において必要かどうかで判別するとどちらでも良い分類にあたるからです。

逆に子どもがいれば別れた時に養育費という問題が発生し、別れなくてもまともな親であれば大学、少なくとも高等学校の学費や衣食住の費用の負担も生じます。

 

しかし、子どもが居ることで色鮮やかになる人生もまた事実。

望まない妊娠という悲惨な現実が日々おきている日本で、いかに子どもの人権を保証できるか。これが我々保育士が日々考えなければいけない課題です。

けれども、上に立つ人間が利益しか考えない経営者である確率が高いのもまた事実。支援事業で回る保育園の形態にメスを入れなければ今後も悲惨な死を迎える乳幼児や、虐待に苦しむ乳幼児が後をたたないという真実にも目を向けて欲しいのです。

 

では、次の記事でお会いしましょう。

 

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